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アメリカのクレジットカードと銀行口座(作る順番と最初の一枚)

アメリカではクレジットカードが生活インフラの一部です。家賃、光熱費、保険の支払い、ホテルや車のレンタル、本人確認まで、信用履歴(クレジットヒストリー)の有無で選択肢が変わります。最初の一枚の選び方、スコアの仕組み、主要発行銀行とその主力カード、利用率の管理、ポイントの活用、解約・Retention Offer、Business Credit Card、SSN取得後の証券口座が、実務でつまずきやすい論点です。銀行口座の比較は /tools/bankingに分けています。

本ページは一般情報です。各カードの申請可否、年会費、特典、SSNやITINの要件、APRは時期で変わりやすいため、申し込み前に必ず各社公式ページの最新条件をご確認ください。

クレジットカードと信用履歴の要点

結論
米国渡航直後の信用履歴(FICO)はゼロから構築します。SSN取得後Authorized User → セキュアードカード(Discover it) → 通常のリワードカード → 6-12か月でFICO 650+が定石です。
数字
  • FICOスコアの範囲 300-850(FICO)
  • SSN取得後 即セキュアードカード申込可
  • 構築期間 6-12か月(FICO 650+目安)
  • Authorized User SSNなしで履歴開始
根拠
FICO公式情報 · Discover / Capital One / Chase / Amex公式申込条件(2026-05)

10秒で判定

状況別の最初の1枚

  • 渡米0-3ヶ月 + SSNなし
    Bank of America Cash Rewards SecuredかCapital One Platinum Securedでデポジット担保カードから。Discover it Securedも最速FICO形成。
  • F-1学生 + SSN取得済
    Discover it Student Cash Back / Chase Freedom Student / Capital One Quicksilver Student。Discoverが長く合い、信用履歴を1年積む。
  • OPT / H-1B 1-2年目
    Chase 5/24ルール意識で1年目にChase Freedom Unlimited / Sapphire Preferredを取り、Amexは2年目以降。
  • 駐在員(Amex Global Card Transfer)
    日本のAmex Cardで米国Amexの信用履歴を引き継げる。Platinum / Goldは到着1ヶ月以内に申請推奨。
  • 家族帯同(配偶者SSNなし / ITIN)
    Authorized Userとしてprimary cardholderの信用履歴を継承。SSN/ITINなし配偶者は最短ルート。 → ITINガイド

信用履歴 形成期間

3-6ヶ月

初回FICO Score算出まで

利用率 目安

≤ 30%

理想は10% (Closing Date前払い)

Chase 5/24ルール

24ヶ月5枚

超過でChase審査困難

APR (リボ年利)

20%+

残高翌月繰越は厳禁

年会費(Premium)

$95-695

CSP / CSR / Platinum帯

AU年齢下限

Amex 13 / Discover 15

家族で履歴共有可

戦略選択(Chase中心vs Amex中心)

+ メリット

  • + Chase中心: Sapphire / Freedom系でUR Points使い回し、Travel Insurance / Auto Rental付帯保険手厚い
  • + Chase 5/24通過後は強力、ハイエンド(Sapphire Reserve $550)で空港ラウンジ + 旅行保険
  • + Amex中心: Global Card Transferで日本Amex履歴活用、Membership Rewards使い回し優秀

− デメリット

  • − Chase 5/24で他社申請ペースを24ヶ月制限、最初の数年は他社抑制必要
  • − Premiumカード($95-695)年会費は特典使いこなしと年間利用額で回収可否判断
  • − 日本Amexは加盟店であれば米国でも使えるが、信用履歴は別系統

! 注意点

  • ! リボ払い(revolving balance)はAPR 20%+ で破滅、毎月全額返済前提
  • ! AU (Authorized User)で家族の履歴共有可、Amex 13歳 / Discover 15歳から
  • ! 解約よりProduct Changeで年会費無料商品に切替、履歴の長さを保持

主要発行銀行 + Authorized User追加の早見表

Chase
年齢制限なし、5/24ルール厳格、UR Pointsの移行先が多い
American Express
13歳からAU追加、Family Languageで柔軟、Global Card Transfer対応
Capital One
年齢制限なし、SSNは後から要求される場合あり、初心者向けQuicksilver / Venture
Citi
年齢制限なし、SSN必要、Premier (旅行) / Custom Cash (5%)が定番
Discover
15歳からAU、年会費無料it / Cashback Match初年度倍増、SSN必要
Bank of America
年齢制限なし、Premium Rewardsで1.5-2.625% (Preferred Rewards)
U.S. Bank / Wells Fargo
13歳〜、SSN必要、Active Cash / Autograph系2%無条件

クレジットカード選びの要点

結論
1枚目は「年会費無料 × 毎月全額返済 × 早めに作る」を優先します。特典の最大化は、信用履歴が育ってからで十分間に合います。
合いやすいケース
渡米前後でSSN / ITINの有無が変わるF-1 / OPT / H-1B / 駐在・家族帯同で、米国の信用履歴をゼロから作りたい方。
確認したい点
個別カードの申請条件、年会費、特典、サインアップボーナスは頻繁に変わります。固有商品名を挙げる場合も、申し込み前に必ず各社公式の最新情報で再確認してください。
根拠
FICO公式、Consumer Financial Protection Bureau (CFPB)、各カード会社公式ページ(2026-04時点)。

まず何をするか(状況別フロー)

SSN・ITINの有無、米国でのクレジット履歴の有無、家族構成によって、最初の一手が変わります。当てはまる行から読み進めてください。

① SSN未取得 / F-1渡米直後
選択肢は限定的です。学内バイトに応募してSSN取得の入口を作ることが現実的な近道になります(詳細は日本人留学生のためのアメリカ生活Tips)。当面の決済はWise USD口座などのデビット系でつなぎます。
② ITINまたはSSNは取得済み / 米国クレジット履歴がない
学生カード・セキュアードカード(担保金で発行)・初心者向けの汎用カードが入口になります。Discover / Capital One / Chaseなどが該当する商品を案内しています。受付条件は商品ごとに異なるため、必ず各社公式ページで申し込み要件をご確認ください。
③ 日本でAmerican Expressを保有していた
American ExpressのGlobal Card Relationship / Global Card Transferという仕組みを通じて、日本の利用実績をもとに米国カードを申請できる場合があります。対象カード、条件、必要書類は変動するため、American Express USの公式ページで最新の取り扱いをご確認ください。
④ 駐在・赴任・家族帯同
米国赴任者・在米日本人を主な対象にしたANA Card U.S.AやJAL USA Cardなどが選択肢に入ります。米国住所、収入、赴任予定の証憑など、申請要件と提供状況は変動するため、それぞれの発行元の公式ページで最新情報をご確認ください。
⑤ 米国のクレジット履歴を持つ家族がいる
Authorized Userとして家族のカードに追加してもらう選択肢があります。家族の良好な履歴の一部が反映されるとされる一方、家族側で延滞や利用率の悪化が起きると本人側の履歴にも影響しうるため、双方で合意のうえで使うものです(後述)。

クレジットスコアの基礎

米国の代表的な信用スコアはFICO Scoreで、300〜850の範囲で示されます。スコアは大きく次の5要素から算出されると説明されています(FICO公式)。重み付けの目安はあくまで一般情報で、個別の状況により扱いが変わる点にご注意ください。

5つの構成要素(FICOの標準モデル)

  • Payment history (支払い履歴) 35%: 期日通りに支払えているか
  • Amounts owed (利用残高 / 利用率) 30%: 限度額に対する利用残高の比率、ローン残高の絶対額
  • Length of Credit History (履歴の長さ) 15%: 最初に作ったカードからの経過期間と、保有カードの平均年数
  • Credit mix (種類の組合せ) 10%: クレジットカード、自動車ローン、住宅ローン、学生ローン等の混在
  • New credit (新規申請) 10%: 短期間にどれだけ申請したか、Hard inquiryの数

スコアの段階(一般的な区分)

  • 300〜579: Poor
  • 580〜669: Fair
  • 670〜739: Good
  • 740〜799: Very Good
  • 800〜850: Excellent

渡米直後にカードを1枚作った時点では、履歴がほぼないためFair帯のスコアから始まる場合があります。期日通りの返済を続けることで時間とともに上がっていきます。740を超えるあたりから、ローン金利やカード審査における恩恵はほぼ頭打ちになるという見方が一般的で、740以上は「最良の条件を受けられる範囲に余裕がある」という安心材料に近い扱いです。

実務でのポイント(5つ)

  1. 支払い遅延を作らない(期日内に最低支払額以上を払う)
  2. 毎月、利用残高は全額返済する(利息を負わずに済む)
  3. 利用率を低く保つ(一般に限度額の30%未満が目安、10〜20%未満なら理想と言われます)
  4. 早めに1枚目を作る(履歴の長さは時間でしか積み上がらない)
  5. 短期間に複数枚を一気に申請しない(Hard inquiryが積み上がる)

Hard inquiryによるスコア低下の目安

新規カード申請時にはHard inquiryが記録されます。1件あたり4〜10ポイント程度のスコア低下が一般的な目安と言われています(個別の状況で振れます)。複数枚を短期間で申し込むと累積するため、申請間隔の管理が重要になります。

一時的な低下は、その後の継続返済で時間とともに戻ることが多いとされています。スコアの厳密な算出は機関(Experian / Equifax / TransUnion)とFICOのバージョンで異なります。

主要な発行銀行5社の俯瞰

米国で幅広いカードを揃えている主要な発行銀行は、Chase / American Express / Capital One / Citi / Discoverの5社です。日本人にとって入口になりやすいのはChaseとAmerican Express、初心者向けの幅広さではDiscoverとCapital Oneが挙げられます。Citiは専門性のあるカードが揃いますが、入門者よりも2枚目以降の検討対象になりやすい傾向です。

  • Chase (JPMorgan Chase Bank): 全国に支店があり、年会費無料のFreedom系から、年会費のあるSapphire系まで体系がはっきりしています。一方で5/24ルール(後述)により、申請順序の管理が要ります。
  • American Express: 高めの年会費と、それに見合う特典・サインアップボーナスが特徴。Family Language (後述)やPop-Up Jail (後述)など、独自の運用ルールがあります。
  • Capital One: 学生カード・セキュアードカード・旅行系カードまで間口が広く、米国クレジット履歴が浅い段階でも申し込みやすい商品があります。
  • Citi: ThankYou Points系の旅行系カードや、特定カテゴリ特化のキャッシュバックカードに強みがあります。
  • Discover: 学生カード・セキュアードカード・初心者向け商品が充実。Cashback Match (初年度のキャッシュバックを倍返し)など独自施策があります。

上記の俯瞰は商品ラインナップ全体の傾向で、個別カードの最新条件(年会費、特典、申請要件)は各社公式ページで必ずご確認ください。

最初の銀行口座

クレジットカードの自動引き落としや、家賃・公共料金のACH支払いには、米国現地の当座預金口座(checking account)があると手続きが進めやすくなります。米国に来たばかりで支店窓口を使いたい方は、Chase / Bank of America / Wells Fargoなどの大手銀行も検討対象に入ります。Chaseに口座を持っているとChase発行カードの審査が通りやすくなる傾向があるとも言われており、Chaseのカードを将来取りに行きたい場合は最初の口座として候補に入ります。SSN取得前の繋ぎや、APYを重視するオンライン銀行(SoFi / Ally)との使い分けは、銀行口座比較のページで詳しく整理しています。

→ アメリカの銀行口座比較(SSN有無 / 駐在 / OPT / 非居住者)

最初のクレジットカード候補(状況別)

以下は「どのあたりを起点に検討すると整理しやすいか」の見取り図です。固有商品の名前は調べる起点として挙げているもので、現時点での申請可否、年会費、特典の保証ではありません。最終的な確認は必ず各社公式の最新情報で行ってください。

1. SSNがないF-1留学生

SSNなしで申し込めるカードは年々入れ替わりがあり、選択肢は限定的です。大学の学生課(student services)やChase / Capital Oneなどのブランチで、留学生向けに案内されている商品を直接たずねるのが確実です。なお、かつて留学生に広く利用されていたDeserve Student Cardは提供を終了したと案内されており、現役の選択肢としては数えないようにします。SSN取得後に選択肢が一気に広がるため、学内バイトを通じてSSNを取りに行く動きと並行で進めてください。

2. ITINまたはSSNは取得済み / 米国クレジット履歴がない

年会費無料の学生向けカード、担保金を預けるセキュアードカード、初心者向けに案内されているChase Freedom Riseなどが起点として紹介されることがあります。Chase Freedom RiseはITINを持っていればSSNなしでも申し込みを受け付けるとされ、Chase BankのChecking Accountに一定額以上の預金があると審査が通りやすくなる傾向があるとも案内されています。DiscoverやCapital Oneも初心者向け商品(Discover it Student / Discover it Secured / Capital One Quicksilver Studentなど)を持っています。初年度はキャッシュバック率や特典より、毎月の利用と全額返済での履歴形成を優先するのが定石です。申し込み条件、年会費、特典は商品ごとに変わるため、各社公式の最新情報で必ずご確認ください。

3. 日本でAmerican Expressを保有していた

American Expressには、海外保有カードの実績をもとに米国カードを申請できる仕組み(Global Card Relationship / Global Card Transfer等の名称で案内されることがあります)が存在します。米国の信用履歴がゼロでも、日本での利用履歴を起点に申請できるため、米国1枚目の入口として検討する余地があります。対象カード、条件、必要書類、受付状況は変動するため、American Express USの公式ページで最新の取り扱いを必ずご確認ください。

4. 駐在・赴任・家族帯同

米国赴任者・在米日本人向けに案内されているカードとしてANA Card U.S.AやJAL USA Cardがあります。米国の住所、米国での収入、または90日以内の赴任予定などが申請条件として案内されることがあり、要件は時期によって変わります。各カードの発行元(米国法人)の公式ページで最新の申請要件をご確認ください。

5. 家族に米国クレジット履歴がある

親や配偶者など、米国で良好な信用履歴を持つ家族がいる場合は、Authorized Userとして家族の口座に追加してもらう方法があります。次節で仕組みとリスクを別途整理しています。

Authorized Userの仕組みと注意点

Authorized Userは、家族のクレジットカード口座に追加で発行してもらう仕組みです。本人名義のカードを保有しないままでも、家族口座の支払い履歴の一部が本人の信用情報に反映されることがあるとされており、米国履歴ゼロからの立ち上げで活用されることがあります。親が良好な履歴を持つ場合、子どもをAuthorized Userに加えると、子どもが成人する頃にはまとまった履歴を持っている状態にできる可能性がある、という運用も知られています。

  • 追加できる年齢の下限はカード会社ごとに異なります。SSNの提示が求められる場合があります。
  • 家族側で延滞や利用率の悪化があれば、Authorized User側にも影響しうるとされています。良好な履歴を持つ家族との合意が前提です。
  • 本人名義カードの履歴とは扱いが異なる場合があるため、最終的には本人名義の1枚目を別途作りに行く動きと組み合わせます。
  • 家族関係の変化(離婚・絶縁等)があった際の解除手続きも事前に確認しておくと安全です。

主要発行銀行のAuthorized User年齢下限(慣行情報)

発行銀行 年齢下限 補足
Chase 年齢制限なし 実務的にはティーン以上での運用が想定されることが多い
American Express 13歳 オンラインまたは電話で追加。SSNが求められる場合あり
Capital One 年齢制限なし 柔軟だがSSNを後から要求される場合あり
Citi 年齢制限なし SSNは通常必要
Discover 15歳 主要発行銀行の中では年齢下限が高め
Bank of America 年齢制限なし 本人確認情報(SSN等)を提供できることが前提
U.S. Bank 13歳 SSNは通常必要
Wells Fargo 年齢制限なし 本人確認情報を提供できることが前提

上記は各社公開情報に基づく一般的な慣行で、運用は時期で変更されます。実際の追加可否・必要書類は各カード会社の公式案内で必ずご確認ください。反映の仕組みはExperian / Equifax / TransUnionなど信用情報機関ごとに扱いが異なる場合があります。

Chase 5/24ルール

Chaseの発行する多くのカードでは、過去24か月以内に他社を含めて5枚以上のクレジットカードを開設していると、申請が自動的に却下される慣行があると長く知られています。これが5/24ルールと呼ばれるものです。

  • カウントはChase以外の発行カードも含めるとされています。直近2年に他社カードを多数発行しているとChaseが遠ざかります。
  • Chase発行のホテル・航空提携カード(例: Amazon Prime Visa、United、Marriott Bonvoyなど)も「Chase発行」としてカウントされます。
  • Business Credit Cardは5/24のカウント対象外とされる一方、Chase発行のBusiness Cardを申請する側は5/24をクリアしている必要があるとされます。
  • キャンペーン期間など、まれに通る事例も報告されますが、原則としては申請順序を計画する前提で考えるほうが安全です。

実務的な含意は明快で、将来Chaseの良いカードを取りに行く可能性があるなら、Chaseのカードを早めに優先して作るのが安全です。米国渡航初期に他社カードを5枚連発すると、その後2年間はChaseの主力カードに手を出しにくくなる、という選択をしていることになります。

Chase系3枚の組み合わせ戦略

ChaseのUltimate Rewards (UR)ポイント圏では、Chase Freedom Unlimited + Chase Freedom Flex + Chase Sapphire (PreferredまたはReserve)の3枚を組み合わせる運用が、米国の英語圏クレジットカード関連コミュニティでよく言及されます。Freedom 2枚で日常の還元率を底上げし、Sapphireを「ポイントを旅行に活用するためのハブ」として置く構図です。Sapphire PreferredとReserveは同時に2枚を持てないため、どちらか1枚を選びます。

Chase Freedom Unlimited (年会費無料カード)

  • 年会費: 無料
  • 外貨手数料: 3% (米国外利用は他カード推奨)
  • Chase Travel Portalで5%、Restaurant / Drugstoreで3%、その他全てで1.5%のUltimate Rewardsポイント還元
  • サインアップボーナスはキャンペーンで変動(公式で要確認)
  • 申請の参考スコア(一般的な目安): 650〜670以上
  • 位置付け: 1.5%還元の汎用カード。「とりあえずどの買い物でもこれを使う」用途に向く

Chase Freedom Flex (年会費無料カード)

  • 年会費: 無料
  • 外貨手数料: 3%
  • Rotating Bonus Category (3か月ごとに変わるカテゴリ)で5%、Chase Travel Portalで5%、Restaurant / Drugstoreで3%、その他全てで1%
  • Rotating Categoryは四半期ごとに事前発表(Grocery / Gas / Streaming / Amazon / Lowe'sなど、時期で変動)
  • 位置付け: 該当四半期はFlexを優先利用、該当外の常用はUnlimited、と棲み分けるのが定番

Chase Sapphire Preferred (年会費ありの旅行系カード)

  • 年会費: $95 (公式で要確認)
  • 外貨手数料: 無料
  • 年間ホテルクレジット: $50 (Chase Travel Portal経由のホテル予約に充当)
  • Chase Travel Portal 5% / Travel (Portal外) 2% / Restaurant 3% / Streaming 3% / その他1%
  • サインアップボーナス: キャンペーンで変動(公式で要確認)
  • 旅行関連の遅延、キャンセル、荷物紛失補償、レンタカー保険などが付帯
  • 位置付け: ポイントを航空会社マイル / ホテルポイントへ移行できる「変換ハブ」。年会費は$50ホテルクレジットの分を実質減と捉えれば軽い

Chase Sapphire Reserve (年会費の高い旅行系カード)

  • 年会費: 2025年6月の改定後の数値については、公式で必ず最新の年会費をご確認ください(改定で大きく動いた商品です)
  • 外貨手数料: 無料
  • 各種クレジット: 年間Travelクレジット、Hotelクレジット(The Edit)、Diningクレジット、Lyftクレジット、DoorDashクレジット、Apple Music / Apple TV+ クレジットなど多数(詳細・対象は公式で要確認)
  • ラウンジ: Priority Pass系、Chase Sapphire Loungeへのアクセス
  • Chase Travel Portal 8% / 航空・ホテル直接予約4% / Restaurant 3% / その他1%など(改定で変動。最新は公式で要確認)
  • Global EntryまたはTSA PreCheckの申請料補助(4年に1度)
  • 位置付け: Preferredの上位互換。年会費の元を取れるかは「クレジットを使い切れるか」と「ラウンジを実際に使うか」次第

3枚のポイント合算(Combine Points)

Chase系3枚で貯めたUltimate Rewardsポイントは、同一名義であれば手数料無料で合算(Combine Points)できるとされています。ウェブのChaseアカウントまたはモバイルアプリから、移動元と移動先のカードを選び、移動量を入力する操作で完結します。Sapphire側に集約することで、Chase Travel Portalでのレート上振れや、提携航空会社マイルへの移行が活きてきます。

Chase Sapphireのサインアップボーナス再取得(48か月ルール)

Chase Sapphireは前回ボーナス受領から48か月(4年)経過すると、新規申請でサインアップボーナスを再取得できる、というルールが運用されてきました。Sapphireを持って4年経った後で、Product Changeを経由して再申請する戦略は、英語圏のコミュニティで広く知られています。最新の運用と適用条件はChase公式で必ずご確認ください。

American Expressの主要カードと運用ルール

Amex Family Language (作る順番が重要)

American Expressは2023年末頃から、同じファミリー(Travel Card / Delta / Marriott Bonvoyなど)の上位カードを保有または保有歴があると、下位カードのサインアップボーナスを受け取れない可能性があるという条項を申請画面に明示するようになりました(Family Language)。申請画面には「You may not be eligible to receive a welcome offer if you have or have had…」のような文言で表示されます。

Travel Cardファミリーで言うと、Green → Gold → Platinumの順に作っていくのが、各段階のサインアップボーナスをすべて受け取りやすい方針です。Platinumを先に作ってしまうと、後からGoldやGreenのサインアップボーナスを取りにくくなります。Family Languageの適用範囲は時期によって拡大しているため、申請前に画面の表示を必ず確認してください。

Amex Pop-Up Jail

短期間にAmerican Expressのカードを集中的に申請していると、申請のクリック直前に「あなたはサインアップボーナスの対象ではありません」という旨のポップアップが表示されることがあり、英語圏のコミュニティでPop-Up Jailと呼ばれています。気付かずに申請を確定してしまうと、ボーナスが取り消された状態で承認されてしまうため、申請ボタンの直前まで画面の表示をよく確認してください。Pop-Upが出てしまった場合は、ひとまず申請を取り下げ、数か月以上の間隔を空けてから再度確認するのが定番の対応です。

Once-In-A-Lifetimeボーナス

American Expressでは、各カードのサインアップボーナスは原則として生涯に1回とされています。ただし、Personal / Business / Corporateは別商品として扱われることが多いとされており、Personal PlatinumとBusiness Platinumを別々に取得することは可能とされる場合があります。最新の取り扱いは申請画面と公式の最新情報でご確認ください。これはChase Sapphireの48か月再取得ルールと対照的な点です。

Charge CardとCredit Cardの違い

Amex Platinum / Gold / Greenは厳密にはCharge Cardに分類されます。Credit Cardとの主な違いは次のとおりです。

  • 事前に固定された限度額がない(動的に判定される)。利用率(利用残高 ÷ 限度額)という概念がスコア算出に効きにくい
  • 毎月の請求は原則として全額返済が前提。延滞時のペナルティはCredit Cardより重い
  • 支払い実績はCredit Cardと同じく信用情報に反映され、スコア形成に寄与する

Corporate Card連動の年会費割引

勤務先からAmerican ExpressのCorporate Cardを支給されている方は、Personal Cardの年会費割引(Platinumで −$150、Goldで −$100、Greenで −$50という案内が知られています)を受けられる場合があります。Corporate Card 1枚に対してPersonal Card 1枚が対象で、複数枚を持っている場合は割引額の最も大きいものが適用される、という運用が紹介されています。最新の適用条件と申請手順はAmerican Expressの公式またはカード裏面の問い合わせ先にご確認ください。

Amex Platinum (Travel Card上位)

  • 年会費: 2025年9月以降の改定値については公式で必ず最新の年会費をご確認ください(改定で大きく動いた商品です)
  • 外貨手数料: 無料
  • 各種クレジット(一例、最新は公式で要確認): 年間Hotelクレジット、Resyダイニングクレジット、Airlineクレジット、Uber / Uber Eatsクレジット、Digital Entertainmentクレジット、Walmart+、Saks Fifth Avenue、Lululemon、Equinoxなど
  • ラウンジ: Priority Pass、Centurion Lounge、提携航空会社ラウンジへのアクセス
  • Global EntryまたはTSA PreCheckの申請料補助
  • ポイント還元: 航空券(Amex Portal以外でも) 5%、その他1%
  • 位置付け: ラウンジ重視と高額クレジットを使い切れる前提のフラッグシップ。Family Languageがあるため、Green / Goldを先に取らない選択をする場合の影響を必ず把握してから申請

Amex Gold (Foodカード)

  • 年会費: $325 (公式で要確認、Corporate Card割引で −$100)
  • 外貨手数料: 無料
  • 各種クレジット: Resyクレジット、Uber / Uber Eatsクレジット、ダイニングクレジット、Dunkin' クレジットなど(時期で更新、公式で要確認)
  • ポイント還元: Restaurant (世界中)とTake out / Delivery (米国)で4%、Groceries (米国) 4%、航空券3%、その他1%
  • 位置付け: 食費(外食 + 食料品)のウェイトが高い人に向く食特化カード。クレジットを使い切れれば年間の実質コストを大きく下げられる

Amex Green (バランス型)

  • 年会費: $150 (公式で要確認、Corporate Card割引で −$50)
  • 外貨手数料: 無料
  • LoungeBuddyクレジット($100)等
  • ポイント還元: 旅行(Amex Portal以外でも)、Transit (電車、バス、ライドシェアなど)、Restaurant (世界中)とTake out / Delivery (米国)で3%、その他1%
  • 位置付け: 旅行、移動、外食をバランスよくカバー。Family Languageの都合でGold / Platinumより先に作っておくと将来の選択肢が広がる

Amex Blue Cash Everyday (年会費無料)

  • 年会費: 無料
  • 外貨手数料: 2.7%
  • キャッシュバック: Groceries (米国)、Gas (米国)、Online Retail (米国)でいずれも3% (各カテゴリ年$6,000まで、超過後は1%)、その他1%
  • 初年度のAPRが15か月間0% (発行時点の条件で要確認)
  • Disney Streamingクレジットなど
  • 位置付け: 年会費無料でグロサリー、ガソリン、オンライン買い物がカバーできるサブカード

Amex Blue Cash Preferred (初年度年会費無料)

  • 年会費: 初年度無料、2年目以降$95
  • 外貨手数料: 2.7%
  • キャッシュバック: Groceries (米国)で6% (年$6,000まで)、Select Streaming Subscriptions (米国)で6%、Gas (米国)とTransitで3%、その他1%
  • 初年度のAPRが12か月間0% (発行時点の条件で要確認)
  • 位置付け: 食料品の出費が多い世帯に強力。1〜2年使って合わなければBlue Cash EverydayにProduct Changeする選択も

Blue Cash系のキャッシュバックはポイントではないため、航空会社マイルへの変換はできません。Streamingの対象サービスやOnline Retailの判定範囲はAmerican Expressの公式Retail Membership Rewards Informationに詳述があるので、申請前に確認してください。

Chase × Amexの組み合わせ方

英語圏のコミュニティでよく整理される組み合わせの考え方を、要点だけ示します。最終的な選択は個々の利用パターンと年会費の回収可否によります。

  • Chase Freedom Unlimited / Flexは年会費無料のため、原則として2枚とも持つ価値がある
  • Chase SapphireはFreedom系のポイントを活用するハブ。PreferredとReserveは同時1枚のみ
  • Sapphire ReserveとAmex Platinumは役割が重複する(高年会費 × ラウンジ × Travel)。両方を同時に持つ意義は薄く、どちらか1枚で十分とされることが多い
  • Amex GoldはFood特化で他と重複しないため、Travel Cardの上位とは独立に検討対象
  • Amex GreenとPlatinumは重複部分があるため、両方を継続保有する意義は薄い

実務的な構図の例として、Amex Platinumを持つ場合はChase側をSapphire Preferredに寄せる、Amex Platinumを持たない場合はChase側をSapphire Reserveに寄せる、というすみ分けが頻繁に挙げられます。

申請頻度と間隔の目安

  • 同一カード会社で2枚目を申し込む場合は、2〜3か月以上の間隔を空けると承認されやすい傾向があります
  • 異なるカード会社をまたぐ場合は、より短い間隔でも通る可能性が高い(例: 同月にChase 1枚 + Amex 1枚は、Chase 2枚同月よりも双方通る確率が高い)
  • 新規申請1件あたりスコアが4〜10ポイント前後低下する目安があるため、住宅ローン・車のローン申請が控えている時期は新規発行を避ける
  • Chase 5/24を踏まないように、24か月の窓で5枚を超えない範囲で計画を立てる

利用率の管理(Closing Date前の支払い)

各カードにはCredit Limit (利用限度額)が設定されており、限度額に対する利用残高の比率(利用率)が高いとスコア上の不利になりうるとされています。一般に30%未満を目安、10〜20%未満であれば理想と言われます。例えば限度額$10,000のカードなら、できれば残高$1,000以下、上限でも$3,000を超えないように使う、という運用です。

学生用カードや渡米直後のカードでは、限度額が$500〜$2,000程度に抑えられることがあります。この場合に「年会費無料の還元率を活かしたいが、月の支出を回すと利用率が高く出てしまう」という状況になります。実務的な対応として、毎月のClosing Date (請求が確定する日)の前に、利用残高の一部または全額を先に支払ってしまう方法があります。これにより、Closing Date時点の利用率を低く見せることができ、信用情報機関に報告される利用率を抑えられます。

カードによってはPayment Due DateとClosing Dateが同日近くに設定されており、自動引き落としだけだとClosing Dateを過ぎてからの支払いになります。利用率を意識する場合は、自動引き落としとは別に、Closing Date前に手動で繰り上げ支払いを行う必要があります。

ポイントの使い方とレートの目安

  • 基準レート: 1ポイント = 1セント($0.01)が基準。これより低い使い方は実質的に損
  • キャッシュバック: ChaseのUltimate Rewardsは1ポイント = 1¢で換金可能。Amex Membership Rewardsのキャッシュバック換金は1ポイント = 0.6¢程度と分が悪く、原則として避ける
  • ホテル予約: ホテルへのポイント移行は1ポイント = 1¢かそれ以下になる商品が多く、レートは伸びにくい
  • 国際線エコノミー: 1ポイント = 2¢前後の上振れが期待できる
  • 国際線ビジネス / ファースト: 1ポイント = 5〜15¢相当のレートが出ることがある(空席状況・予約期間に依存)

発券側の工夫として、A社の便を取りたい場合に、A社のマイルではなく提携先B社のマイルに変換し、B社のサイトからA社の便を予約すると、必要マイル数が下がる場合があります(アライアンス内での発券コストの違い)。例: Delta便をAir Franceのマイルで発券する、JAL便をBritish AirwaysのAviosで発券する、ANA便をVirgin Atlantic Flying Clubのマイルで発券する、など。発券可否と必要マイル数は時期で変動するため、検索の手間が必要です。

Chase × Amexのポイントを最終的に合算する

ChaseとAmexは異なる会社のため、両者のポイントを直接合算することはできません。ただし、双方とも同じ提携航空会社のマイル口座へ移行できる場合、最終的にその航空会社マイル口座で合算できます。

  • ChaseのUltimate Rewards移行先(時期で変動): United、Southwest、JetBlue、Air France/KLM Flying Blue、British Airways Avios、Singapore KrisFlyer、Virgin Atlantic Flying Club、World of Hyatt、Marriott Bonvoy、IHGなど
  • AmexのMembership Rewards移行先(時期で変動): Delta、ANA、JAL、British Airways Avios、Air France/KLM Flying Blue、Singapore KrisFlyer、Virgin Atlantic Flying Club、Hilton、Marriott Bonvoyなど
  • 双方が共通して移行できる先(例: Air France/KLM、British Airways、Singapore、Virgin Atlantic、Marriottなど)を経由すると、Chase側とAmex側の両ポイントを1つの航空会社マイル口座で合算できます

移行は通常1,000ポイント単位で、移行後はカード会社側に戻せません。移行先の有効期限、最低利用単位、燃油サーチャージの有無も含めて、利用前に確認してください。

解約とProduct Change

カードの解約(口座閉鎖)は、適切に使われてきたカードであれば、それ自体が直ちにスコアに大きな悪影響を与えるわけではないとされています。一方で、最も古いカード口座を閉じると履歴の長さに影響する場合があり、また保有カードの平均年数も変動します。古いカード、年会費無料のカード、特に渡米初期に作った1枚目は、使い続けて閉じないのが原則です。

  • 長期間使っていないカードは、有効期限とは別に、カード会社側から自動的に閉鎖される場合があります。維持目的で月1回程度の少額利用を入れておくと安全です
  • 口座閉鎖時の状態(良好/不良)は閉鎖後5〜10年程度、信用情報に残るとされており、しっかり返済してきたカードは閉鎖後も「良い実績」として履歴に残ります

Product Change (年会費を下げる選択肢)

年会費が重荷になったカードを解約せずに維持する手段としてProduct Changeがあります。同じカード会社の別の商品(多くは年会費無料の商品)に口座を維持したまま切り替える操作で、口座番号と履歴の長さを保ちながら、年会費を下げられます。例として、Chase Sapphire (有料)からChase Freedom Unlimited (無料)への切り替え、Amex GoldからAmex Greenへの切り替えなどです。手続きはカード裏面の電話番号に連絡し、Product Changeを希望と伝える形が一般的です。

Retention Offer

高年会費のカードを保有しており、解約を検討していると伝えた際に、カード会社側から条件付きの引き止めボーナスを提示されることがあります(Retention Offer)。「3か月以内に$X,XXX利用すればXX,XXXポイント付与」のような条件付きで、年会費の一部を実質的に補える内容となるケースがあります。

  • 交渉のタイミングは、年会費の請求の前後(請求締め日から30日以内程度)が一般的とされます
  • 必ず受けられるものではなく、利用頻度、年間利用額、保有年数などを総合的にカード会社側が判断するとされます
  • オペレーターやチャット担当者によって対応が異なる場合があり、一度提示がなくても、別日に再度問い合わせる選択もあります
  • Amexはチャットで交渉できることが多く、英語の電話に苦手意識がある場合は使いやすい手段です

Retention Offerの交渉は「解約してもよい」という意思があるときに行うものです。提示がなければそのままカードを継続するだけで、特にデメリットはないとされています。最新の運用は各カード会社の方針に依存します。

Business Credit Cardという選択肢

個人向け(Personal)とは別枠にBusiness Credit Cardがあります。本来は個人事業主の経費用ですが、米国ではSole Proprietor (個人事業主)としての小規模な活動(Uber Driver、Facebook Marketplaceの物販、YouTube / コンテンツ配信、Yard Saleなど)を申告して申請できる商品が広く存在します。EIN (Employer Identification Number)がなくてもSSNで申し込めるケースが多いとされます。

  • Business Credit CardはChase 5/24のカウントには含まれないとされる一方、Chase自身のBusiness Cardを申請する側は5/24をクリアしている必要があるとされます
  • Personal Cardよりサインアップボーナスが高く設定されている商品も多く、計画的に組み込まれることがあります
  • 支払いは個人で負っても、信用情報への報告は商品ごとに扱いが異なります(Personalの信用情報に出る商品と、出ない商品があります)。最新の挙動は商品ごとに公式で確認
  • 申請時には事業の概要(業種、開始時期、年間売上など)を入力する欄があり、内容は虚偽なく記載する必要があります

航空会社・ホテル・小売の個別カード

特定ブランドに偏った利用がある人向けに、航空会社 / ホテル / 小売店との提携カードがあります。汎用カードと比べて柔軟性は下がる代わり、当該ブランドでの還元、ステータス、付帯サービスが厚くなります。

Delta SkyMiles Gold (American Express発行)

  • 年会費: 初年度無料、2年目以降$150
  • 外貨手数料: 無料
  • 主要特典: Delta便でのマイル発券に必要なマイルが15%割引(TakeOff 15)、Delta便で預け荷物1個無料、Priority Boarding (Main Cabin 1)、年間$100 Delta Staysクレジット(Deltaのホテル予約に充当)、機内購入20%還元、年間カード利用が$10,000を超えると$200 Delta Flight Credit
  • ポイント: Delta関連で3%、Restaurant 2%、Groceries (米国) 2%、その他1%
  • サインアップボーナス: キャンペーンで変動(公式で要確認)
  • Amex発行のためChase 5/24の影響は受けない(Family LanguageはDeltaカードに適用されるため、Delta SkyMiles系内での順序には注意)
  • 位置付け: ミネアポリス、アトランタ、JFK、LAXなどDeltaハブ空港を頻繁に使う場合の本命候補

United Explorer (Chase発行)

  • 年会費: 初年度無料、2年目以降$150
  • 外貨手数料: 無料
  • 主要特典: マイル発券のディスカウント(10%程度から、ステータスにより上振れ)、United便で預け荷物1個無料、年間$100 (= $50 × 2) United Hotelsクレジット、Avis / Budgetレンタル年$50 (United TravelBank Cashで還元)、毎月$5までのRideshareクレジット、年2枚United Clubラウンジパス、Global Entry / TSA PreCheck補助、年間カード利用$10,000で$100 United Travel Credit
  • ポイント: 自分自身のUnited航空券が9% (ステータスで上振れ)、United関連購入3%、Dining 2%、Hotel (直接予約) 2%、その他1%
  • Chase発行のため5/24の対象。申請順を計画する必要
  • 位置付け: ニューアーク、ヒューストン、シカゴ、サンフランシスコ、デンバーなどUnitedハブ空港を頻繁に使う場合の本命候補

ホテル提携カード(Hilton / IHG / Marriott / Hyatt等)

各ホテルチェーンも複数のカードを発行しており、年会費は無料から数百ドルまで幅があります。特定ホテルでの宿泊が多い人や、カード保有によるステータスの自動付与を目的にする人が選びます。Marriott Bonvoy系はAmexとChaseの双方が発行している、HiltonはAmex、IHG / HyattはChase、というのが代表的な発行関係です。Chase発行のものは5/24の対象になります。

Bilt Mastercard (家賃でポイントが貯まる)

  • 年会費: 無料
  • 外貨手数料: 無料
  • 主要特典: 家賃の支払いで手数料なしにポイントが貯められる数少ないカード
  • ポイント: Rent (家賃) 1%、Travel (直接予約) 2%、Restaurant 3%、その他1%。ポイントは航空会社マイルなどに移行可能
  • サインアップボーナスはなし
  • 位置付け: 賃貸で家賃が高い世帯に向く。家賃の毎月の支出をポイント化できる利点が大きい。アパートの管理会社が小切手(check)受領に手数料を課す場合は、その手数料との相殺で実質的なメリットが目減りする点に注意

Amazon Prime Visa (Chase発行)

  • 年会費: 無料
  • 外貨手数料: 無料
  • キャッシュバック: AmazonとWhole Foodsで5% (Prime会員、非会員は3%)、Chase Travel Portal 5% (Prime会員)、Gas 2%、Local Transit 2%、Restaurant 2%、その他1%
  • サインアップボーナス: Amazonギフト残高など(時期で変動、公式で要確認)
  • 申請の参考スコア: 640〜680程度
  • Chase発行のため5/24の対象。Amazonを日常的に使う人にとって還元率が高く、加えてWhole Foodsの5%も大きい

Apple Card (Goldman Sachs発行Mastercard)

  • 年会費: 無料
  • 外貨手数料: 無料
  • キャッシュバック: Appleでの購入3%、Apple Payで支払ったUber / Uber Eats / Nike / Walgreens / T-Mobile / ExxonMobil等で3%、その他Apple Pay利用で2%、物理カード利用で1%
  • iPhoneのWalletアプリから完結するUI、Closing Dateが月末・支払いが翌月末で一定
  • Apple製品の購入に12か月の0% APR分割払いオプション(キャッシュバック3%は購入時点で適用)
  • Credit Limitの引き上げ申請がHard Pullなしでアプリから可能とされる
  • Apple Savings Accountに連動(キャッシュバックを高APY預金口座に自動入金できる、APYは時期で変動、公式で要確認)
  • 位置付け: iPhoneとApple製品をよく使う人向け。年会費無料・外貨手数料無料の組み合わせは持っておく価値がある

上記はいずれも提供条件、ボーナス、特典が時期で変動します。申し込み前に各カードの公式ページで最新条件を必ずご確認ください。

参考: Rakutenのブラウザ拡張(ネットショッピングのキャッシュバック)

クレジットカードと直接の関係はありませんが、米国版Rakutenはブラウザ拡張(Chrome / Safari / Firefox / Edge対応)として提供されており、対象店舗の公式サイトで買い物すると数 %のキャッシュバックを受けられる仕組みです。American Expressのアカウントと連携することで、キャッシュバックをMembership Rewardsポイントに変換することもできるとされています。年会費・登録費はありません。Rakutenの連携や対応店舗は時期によって変動します。

カード会社のビジネスモデルと、利用者側で意識すること

カード会社の収益源は大きく2つです。仕組みを理解しておくと、自分が何を回避すべきかが明確になります。

1. 加盟店からの手数料(interchange fee)

店舗がクレジットカードを受け付けるたびに、売上の一部(一般にVisa / Mastercardで1.5〜2.5%、American Expressで2.5〜3.5%程度とされる)が手数料としてカード会社に支払われます。American Expressは手数料が高めのため、米国外を中心にAmexを受け付けない店舗が一定数あります(旅行が多い場合はVisa / Mastercardブランドのカードを併用するのが安全)。

店舗側は手数料を考慮して販売価格を設定するため、現金やDebit Cardで支払う人もポイント・キャッシュバックを得ないまま値上げ分を負担する構造になっています。クレジットカードを毎月全額返済で運用する限り、利用者にはポイント還元 + 利息ゼロの組み合わせが残ります。

2. Revolver (リボ払いをする層)からの利息

Revolverは、毎月の請求を全額返済せずに残高を翌月以降に繰り越す層です。米国のクレジットカードのAPR (年利)は20%を超える商品も珍しくないため、繰越し期間中はカード会社側に利息収入が発生します。これがカード会社の主要な収益源の1つで、ポイント・キャッシュバックの原資にもなっています。

原則としてRevolverにならない運用が、クレジットカードを得に使うための前提条件です。Chase Freedom Unlimited / Flexのように、初年度の12〜18か月間APR 0%の商品もありますが、その期間が終わってからの残高に対しては通常の高いAPRが適用されるため、0% APR期間中に必ず完済する計画が前提です。

SSN取得後にできること(証券口座Robinhoodほか)

SSNと米国住所が揃うと、クレジットカードや銀行口座と並んで証券口座(brokerage account)の選択肢が一気に広がります。多くの主要証券会社は売買手数料無料で米国株・ETFを扱えるため、長期の資産形成と相性が良くなりました。

  • Robinhood: モバイルUI中心、米国株、ETF、オプション、暗号資産を手数料無料で売買。Robinhood Gold (有料)でCash Sweepの高APY、Margin、有料の調査レポート、IRA contribution match (拠出額の一定割合上乗せ)などを提供
  • Fidelity: 老舗のフルサービス証券。手数料ゼロのTotal Market系インデックスファンド(FZROX等)や、HSA / IRA / 529などの税制優遇口座のラインナップが厚い
  • Charles Schwab: Schwab Brokerageと連動したHigh Yield Investor Checking (世界中のATM手数料返金)との組み合わせが知られる
  • Vanguard: 長期インデックス投資の代表的な選択肢。VTI / VOO / VXUS / BNDなど低コストETFの発行元
  • Webull / Public / M1 Finance: 後発の売買手数料無料証券、UIやAuto-invest機能で差別化

いずれもSSN、米国住所、米国の銀行口座(ACHでの入出金用)が前提となります。NRA (Non-Resident Alien)の扱い、配当課税の源泉、W-8BEN / W-9の提出、日本の確定申告との接続など、日本人にとっての論点はクレジットカードとは別に検討が必要です。本サイトでも今後、証券口座の比較やRobinhoodの使い方を扱うページを追加予定です。それまでは、各社の公式ページと、税務面については税務申告サービスの比較やCPAの助言をご活用ください。

雇用先がある場合は、SSN取得後に401(k) / 403(b) (会社のマッチがあれば取り逃さない)、Traditional / Roth IRA、HSA (該当する高免責保険プランの場合)も合わせて検討するのが定石です。

気をつけたいこと(まとめ)

  • 支払い遅延(late payment): Payment historyの比重は大きく、1回の延滞でも影響が長く残るとされています。Auto-pay (最低支払額)を初日に設定するのが安全です
  • 残高繰越(Revolver): APR 20%超の利息はポイントで取り返せません。毎月全額返済が原則
  • 利用率: 限度額の30%未満を目安、10〜20%が理想。限度額が低いカードではClosing Date前の繰り上げ支払いを使う
  • Hard inquiryの積み重ね: 短期間に複数枚を申請すると、新規申請の比重で不利になりやすくなります
  • 外貨手数料(foreign transaction fee): 多くのカードで2.5〜3%程度が上乗せ。海外利用が多い方は外貨手数料無料のカードを別に持つ
  • 年会費の回収可否: 高年会費カードは特典(ホテル、航空、ダイニング等)を実際に使い切れるかで判断。使い切れない年が続く場合はProduct ChangeかRetention Offerを検討
  • 不要カードの即解約: 履歴の長さに影響することがあります。年会費が下げられるならProduct Changeを優先
  • Chase 5/24: 24か月で5枚を超えないよう、申請順序を計画する
  • Amex Family Language: 同じファミリーの上位カードを先に作るとボーナス対象外になる場合がある。Green → Gold → Platinumの順序を意識
  • Amex Pop-Up Jail: 申請ボタンの直前にポップアップが出ていないか必ず確認
  • 休眠カードの自動閉鎖: 数か月以上未使用だとカード会社側から閉鎖されることがあります。月1回の少額利用を維持

FAQ

SSNがなくてもクレジットカードは作れますか?
カード会社や時期によります。学生向け・セキュアードカード・一部の発行銀行でSSNなしでの審査を受け付けるケースがありますが、提供条件は変わるため、各カード会社の公式ページで最新の申し込み要件を必ずご確認ください。F-1学生は学内バイト経由でSSNを取得すると、選択肢が大きく広がります。
信用履歴(クレジットヒストリー)はどのくらいで形成されますか?
一般に3〜6か月の利用と返済実績で初回のFICO Scoreが算出されると言われています。期日通りの全額返済を続けることで履歴の長さと支払い実績が積み上がります。短期間で複数枚を一度に申し込むより、1枚を継続利用するほうが安定しやすい傾向です。
ITINはSSNの代わりになりますか?
一部のカード会社ではITINでの申し込みが可能とされていますが、対応はカード会社・カード商品ごとに異なります。SSNを前提とする商品も多いため、申し込み前に各社公式の最新の要件をご確認ください。
年会費の高いカードは早めに作るべきですか?
初心者にとっては優先度が下がりやすい選択です。最初は年会費無料のカードで信用履歴を作り、毎月の利用と全額返済で実績を積むことを優先してください。年会費の高いカードは、特典の使いこなしと年間利用額が見えてきた段階で検討するほうが、回収可否を判断しやすくなります。
日本で持っていたAmerican Expressはアメリカでも使えますか?
日本で発行されたAmerican Expressは、加盟店であればアメリカでも利用できる場合があります。一方、米国でのクレジット履歴を引き継ぐ仕組みとしてAmerican ExpressのGlobal Card Relationship / Global Card Transferが紹介されることがあります。条件、対象カード、必要書類は公式の最新情報で必ずご確認ください。
Chase 5/24ルールとは何ですか?
過去24か月以内に他社を含めて5枚以上のクレジットカードを開設していると、多くのChase発行カードで審査が通りにくくなる、と長く慣行として知られているルールです。Chaseの良いカードを将来取りに行く可能性があるなら、最初の数年は他社カードの開設ペースを抑えるのが安全です。Business Credit Cardは5/24にカウントされないとされますが、Chase自身のBusiness Card申請には5/24の通過が必要とされます。
カードを解約するとクレジットスコアは下がりますか?
使用実績が良好なカードであれば、口座を閉じること自体が直ちに大きな悪影響を与えるわけではないとされています。ただし、最も古いカード口座を閉じると履歴の長さに影響することがあります。年会費が重荷で解約したい場合は、同じカード会社内で年会費無料の商品に切り替えるProduct Changeを検討する選択肢もあります。
リボ払い(revolving balance)はなぜ避けるべきですか?
米国のクレジットカードのAPR (年利)は20%を超える商品も珍しくありません。残高を翌月以降に繰り越すと利息が継続的に発生し、ポイントやキャッシュバックでは到底相殺できない負担になります。原則として毎月全額返済を前提に運用してください。
SSNを取得すると証券口座も作れますか?
はい。SSNと米国住所が揃えば、Robinhood、Fidelity、Charles Schwab、Vanguard、Webull、Public、M1 Financeなどの主要証券口座を開設できます。多くの証券会社は売買手数料無料で米国株・ETFを売買できます。401(k)やIRA、HSAなどの税制優遇口座を含めて、SSN取得後は資産形成の選択肢が大きく広がります。

主な発行元の公式サイト

以下はいずれも各社の公式ページへのリンクです。americabychoiceはこれらのカード会社とアフィリエイト提携をしておらず、報酬は発生しません。最新の年会費、特典、申請条件は必ず各社公式でご確認ください。

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